模索舎WEB月報
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 2年ぶりのゲロダクです。文化系丸呑み雑誌を目指して幾年月。永遠の助走という有様ですが、無事に3号雑誌にならずに済みました。表紙は話題の姫乃たまさんですよ〜!
 この二年、若松孝二と渡辺護という、二人の偉大な映画人の訃報を耳にしました。今号インタビューのふた組とは切っても切れない御関係です。ある時代の証言でもあり、野望展望がほの見える“いま”の巨人たちのお話は必読ですよ。
浜野佐知・山崎邦紀両氏は『第七官界彷徨 尾崎翠を探して』から始まる自主制作映画の勇躍と、もうひとつの側面である30年に渡ってのピンク映画キャリアを伺いました。模索舎さまのご厚意で参加させていただいたイベントの模様です。ここだけの話、食わず嫌いの人ほど読んで欲しいんですよね。お次は小水一男氏のインタビュー。若松プロのピンク映画にあって異貌の俳優として知られ、また『処女のはらわた』などのエクストリームな映画作家でもあります。通称ガイラとして映画界に聞こえた怪人の全貌を今こそ知りたい。そんな思惑を遥かに超えた摩訶不思議なインタビューとなりました。
 ゲロダクインタビューはいつも、様々なものを内包した一言では言い表せないものになりがちです。整理されていないと言われればそれまでですが、すっきりしたものには抗いたいゲロダクの損な性分と笑って許していただければ幸いです。
 さて、ゲロダクといえば突撃一番。今回はバンギャの生態を調べてまいりました。夜の街角、ずるずるとした音が突如鳴り響く。その正体はスーツケースを引きずった少女たちでした。彼女たちのことが知りたい! ビジュアル系バンドそっちのけで、彼女たちを追いかけました。追いかけたのも女子です。文も写真も、ゲロダクでは珍しくちょっと泣ける内容かも。今号の目玉です。
突撃といえば、恒例の殺人グルメです。吉祥寺・三軒茶屋といった「住みたい街」で決行しました。相変わらず事件現場付近でカメラを持つと手が震えます。ニヤけた写真野郎になった気がして(実際そうなんですけど)、自覚しているだけ余計に神経がすり減るような気がするんですね。ゲロダクの課題は、この自意識を退けるか大事にとっておくかの選択です。
 今号ではほかに自衛隊音楽祭、立川談志、岩波少年文庫、小説吉田学校などなど、相変わらず何がしたいんだかわからないキーワードが並びます。文字びっしりのミニコミは、知らない人に見せると「うわっ」と言われることが多いです。でも好きな者から見ると、文字びっしりの冊子はいいですよね。フリー画像でお茶を濁した本なんか糞くらえですよ。これからも「はらわた」に忠実に、よくわからない紙面を作ってまいりたい所存です。
あと、Twitter始めました。創刊七年目にして、SNSデビューです。いままでそうしてこなかったのは、なにも神秘性を出したかったからではなく(ちょっとはある)、結構真面目に紙媒体で出すことの意義を考えていたからです。いまも考えあぐねています。

ゲロダクション編集部 高橋哲也 

 

ゲロダク 5号

 

[2015年4月/B5/56頁/¥472+38] 編/発=ゲロダクション編集部

 

ゲロダク 4号

 

[2012年2月/B5/43頁/¥476+38] 編/発=ゲロダクション編集部

 

ゲロダク 3号

 

[2010年3月/B6/76頁/¥700] 特集=けだもの。 編/発=ゲロダクション編集部

 

〈DVD〉百合子、ダスヴィダーニヤ

 

[2013年/¥5,000+400] 監督=浜野佐知 発行=旦々舎

 

〈DVD〉第七官界彷徨ー尾崎翠を探して/こほろぎ嬢

 

[¥8,000+640] 監督=浜野佐知 発行=旦々舎

 

〈DVD〉百合祭 Lily Festival

 

[100分/¥5,000+400] 監督=浜野佐知 発行=旦々舎

 



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