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はじめまして。エロライターの大坪ケムタと申します。童貞喪失インタビュー集「This is not a
lovesong**」に関心持っていただいたのならありがとうございます。もし「童貞」という、そこそこ引きの強いキーワードが気になって見てしまったのなら「しめた!」とニマニマさせてください。

 この市井の人々への童貞喪失インタビューをはじめたきっかけは、今は亡き『デラべっぴん』(英知出版)誌上でやった「普段AV女優相手にやってる初体験インタビューをAV監督にやってみよう」という企画でした。実際やってみると、これが予想以上に面白い。ただのシモ話なんだけど、男というだけでどこかトホホで笑えるし、そのエピソードには有名無名関係なく人間性がにじみ出ている。そして自分にとっては、女性の処女喪失話よりも圧倒的に感情移入して話が聞けるのが楽しくてしょうがない。実際普段やってるAV女優インタビューの時よりニヤニヤして話聞いてるもの。

それからブログという形でまとめようと思い、いくつか身近な男性に話を聞いていったのだけど、そのうちに「これは勇気の物語だなあ」というのを感じるようになってきた。女性という生き物はドラゴンや悪魔以上に未知でありつつ現実的だし、ベッドに誘うシチュエーションはどんなダンジョンよりトラップまみれ。それらに股間についてる頼りにならない伝説の剣一丁で立ち向かう。そのエピソードはどれもヒロイックさの欠片もないけれど、たしかに勇気の物語ではある。

物語といえば、ヌルい小説にありがちな「普段ヘタレな主人公がここ一番で女の子とか学校とか地球を救うために勇気を出してハッピーエンド」的な話が死ぬほど嫌いなんですよ!
日常で勇気を振り絞れない者が大一番で勇気を振り絞れるものか。どんなアニメやラノベよりリアルで強烈な、小さな勇気のエピソード集…と書けば良い話っぽいですが、実際はみんな初体験のとき自分のことしか考えてないんですけどね!
どいつもこいつも勇気はあっても愛情はねえ、ということでタイトルはそこから取りました。

みうらじゅん・伊集院光共著『D.T.』発刊から約10年。それまで皆恥じらいを持って口に出していた「童貞」という言葉は、今や女の子ですら「童貞キャラ」「童貞目線」などフツーに使う言葉になりました。で、「もうありきたりな童貞ネタはもうよくない?」と思うわけです。しかも、もう童貞でもない奴らがどうこう言うのとかさー。

表紙には本作のサブタイトルとして「100の童貞の妄想より、1の童貞喪失のドキュメント」という一文が入れています。ここに出てくる童貞喪失話は、組長の紹介・アムステルダムの飾り窓・多重人格の女の子・顔がジョーカーで身体がジャバ・ザ・ハットなどなど、妄想では描きえないトゥルー・ストーリーズ。どこよりもマヌケだけど、自分で自分の人生を切り開いた男たちのエピソード、お楽しみください。

文/「This is not a lovesong**」大坪ケムタ



This is not a lovesong**2

[2013年4月/A5/96頁/¥840] 取材・文=大坪 ケムタ 

This is not a lovesong**

[2012年4月/A5/64頁/¥840] 取材・文=大坪 ケムタ



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