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自費出版物のお店 シカク



 「シカク」は、大阪の中津という場所にある、自費出版の本やCDを扱うお店です。ときどき展覧会や各種イベントなども行っています。

 中津は大阪駅や梅田から一駅、徒歩15分ほどのところにある、築100年を超える長屋が並ぶ古い地域です。といっても京都みたいな趣のある町屋というわけではなく、今にも崩れそうな廃屋同然のボロ屋が並んでいます。
 大戦の火種を逃れ、そのまま建物が残ったところがたまたま川と高架に囲まれた地域で、あとは同和地区として紆余曲折あり、変なてこ入れされずにマイペースなまま奇跡的に昭和が平成に残った町という感じです。シカクがあるのは、そんな中でも特に経年異彩を放っている、中津商店街というところです。床は傾き壁は崩れ、ゴキブリの卵やネズミの糞まみれのひどい物件を、自分たちで改装しながら営業しています。

 この紹介を書かせていただいている模索舎さんをはじめ、東京にはミニコミなどの自費出版物を扱っているお店がたくさんあります。しかしシカクを始めた当時の大阪では、自費出版の本は極まれに一般書店や古本屋の一部に並んでいる程度で、全然一般的に認知されるようなものではありませんでした。
その後少し状況が変わって、自費出版の本が雑誌で「zine」という形で一部に浸透してきました。ですが、多様な思想や内容の本があるというよりも、万人受けする、雰囲気はいいけど中身が似通ったものばかりで、東京の自費出版物事情を知っている人からするとなんだかなぁ。。。という気持ちになりました。

 関西で情報発信をしようとする人は大学生が多いので、若い人が好む題材(ファッション、アート、日記など)や装丁のものが多くなるのは仕方ありません。けれどそれ以上に、単純に「それしか知らない」という田舎気質に問題があると思います。僕は東京に行ってその情報量の多さや、多様さを知り、親の世代がよく言っていた「追いつけ追い越せ東京」的なものはもはや完全に過去のもので、大阪は田舎だと思いました。しかし未だに大阪の人は自分たちが都会人だと思い込み大阪で得れる情報で満足してる人が多いと思います。そのため、少部数の印刷物や作品を扱うお店を作って、大阪の人にもこういう文化があるんだよと知ってもらうために、2年前にシカクを始めました。

 そのためシカクは、「一般の書店にないテーマや思想を扱った本」「一般受けはしないが非凡なもの」「唯一無二で判断に困るもの」などを中心にラインナップを揃えることを目指しています。
まずは関西の人たちに、こんなおかしな本、音楽、人、情報の存在を知ってほしい。それを知ったうえで、ファッションするなりアートするなりほっそい自転車乗ってカメラ首からぶら下げてスタバで茶をしばいてほしい、と思います。

  まだアイテム数も少なく発展途上の店ですが、お近くに用事のある際はぜひお立ち寄りください。
また、本やCDなどの委託販売も常時募集しておりますので、大阪で売ってほしい方はご一報ください。


シカク店長 巴大樹

「シカク」
場所:大阪府大阪市北区中津3-17-12
HP : http://uguilab.com/shikakutop.html
Mail : shikaku@uguilab.com



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