模索舎WEB月報
TOPへ

いいことがある(かもしれない)本



『野宿もん』には、わたし(かとう)が野宿をしたときのことや、野宿中に出会ったり、一緒に野宿をしたひととのことなんかが、書いてあります。

 高校生(15歳)のときに「初野宿」をしてから、わたしはいま31歳なので、あ、でも、この本に載っている話を書いていたのは2930歳のころなので、14年とか15年。その間にした野宿の話が、17つ載っています。

 

 15年の中から、17つです!

ここで、「え、少ない」ではなく、

「え、すごい、選りすぐりじゃないか!」って、おもっていただけると嬉しい。

 

のですが、そしてわたしも出来ることならそう云いたいのですが、いやしかし。

記憶力がたいへん悪いため、昔の出来事をあんまり覚えていない。だから、ぎりぎりどうにか覚えていること、それらをあらかた書いたのでした。

 でもまあ、記憶力の悪さにも負けず「覚えられている出来事」には、強く忘れ得ぬなにかがあったってことだ。ほかがざんざんとこぼれてゆくなか、脳内へがっちりしがみついた根性のある出来事ってことだ。つまり、

「わたしのたいへん悪い記憶力が、ちゃんと選りすぐっているんだよ」

って云われても、そんな選りすぐり、信用が置けないんじゃないか。とか、なんだか興味が出てきませんか(などとなんでも前向きに考える、これが長年の野宿で培われてきた力=「野宿力」ってなものです)。

 

ちなみに、17つの内訳は、

偶然日記を書いていたから思い出せた話・2つ、忘れないようにだいたい書いてあった話・3つ、数か月以内に起こったことを書いた話・2つ。ものすごくがんばってなんとなく思い出して書いた・残り全部。

 ってかんじでしょうか。どの話がどれだかを考える、楽しみもありますよー。

 

ところで、そのように記憶力のたいへん悪いわたしが、未だ忘れ得ぬ一昨年の野宿。それは、東京都新宿区の、大江戸線・中井駅から徒歩0分のところにある「伊野尾書店」さんというスバラシイ本屋さんでさせてもらった、「本屋野宿」です(詳しくは『野宿もん』に! 宣伝だー)。

「お店の中で」ってお願いしたけどダメで、じゃあ軒下ならいいよってことで、伊野尾書店さんの周りをみんなでぐるりと取り囲んで野宿をさせてもらったのだけれど、そんなイベントを「よくやらせてくれたなあ」と、いまもうっとりおもうのです。

これは『野宿入門』って本が出たときにやらせてもらったのですが(ちゃっかり宣伝だー)、この度、『野宿もん』が出たら、今度はなんと、模索舎さんが「模索舎野宿」(しかも舎内!)させてくれるっていうから、すごい。

すごいよ、『野宿もん』。『野宿もん』のおかげで、いいことがあったよ。

 

ってことで、もしかしてあなたにも「いいことがある(かもしれない)本」ってかんじで、どうか『野宿もん』をひとつ宜しくお願いしたい所存です。それから、「模索舎野宿」は、324日(土)ですので、これはぜひとも!

模索舎さんにはもう足を向けて寝られないが、「模索舎野宿」じゃどこを向いても足を向けちゃってるから困るな、とか、おもっているきょうこの頃です。……うへー、ぐだぐだですみません。

(かとうちあき)

 



野宿もん

[2012年2月/四六判/217頁/¥1,500+75] 著= かとうちあき 発行=徳間書店

<   2012年3月   >
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーペーパー版模索舎月報
  • 2011:10:10:20:20:21 フリーペーパー版模索舎月報11年10月号配布中!! (10/10)

リンク
★☆模索舎ブログ☆★


特集〜インタビュー・活動紹介など