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『愛情通信10周年』



私、ナカダヨーコが発行しているフリーペーパー『愛情通信』は今年で10周年になる。2001年の創刊当時、私は23歳だった。10年前の私は、まさか33歳になっても自分が独身だとは思ってもみなかった。10年経てばさすがになんとかなっているだろうと。でも、どうにもならなかった。何となく生きていたらいつの間にか10年経って、気が付いたら何も変わらないまま年だけ食っていた。だから、『愛情通信』も気が付いたら創刊から10年経っていただけで、発行ペースもこのところ年に2回だし、続いているからすごいとか、そういうことは全然ない。だけど、せっかく「10年続いてすごい!」と周りの人が言ってくれるので、ですよね?すごいですよね?いやーそうなんですよ、と乗っかっ
ていきたいと思う。

高校生の頃に模索舎を知った。通りがかりに気になって偶然入ったのが初めてだった。今にして思うとあまり偶然通りがかるような場所でもないので、運命に導かれたとしか思えないのだが、模索舎で初めて自主製作の冊子やカセットテープを見て、心が躍りまくった。こんな珍しいものが売っているなんて!山田花子のカセットテープ、50円のミニコミ、ハングル文字の下敷きを買って帰った。そして、自分でもフリーペーパーを作って模索舎に置いてもらおうと、友人と作ったのが『鬼星』(おにぼし)。6部配布した。当時は、店員さんに見本誌を3部渡すことになっていたので、差し引き3部しか出回らなかった激レアかつ、『愛情通信』の原型となったフリーペーパーである。
内容は草なぎ剛への架空インタビューや、小説(母子家庭で子だくさんの母親が、飢えた子どもに自分の肉を食べさせるために屠殺場で自殺、その後ドブスの長女が家長として売春をして生計を立てるというとんでもない話)など。

『愛情通信』発行の動機は演劇のメンバー募集だったが、1号目にしてそのコンセプトは崩れ、内容は超個人的な雑記となった。当時はブログもあまり一般的ではなかったので、ブログのようなノリだった。『愛情通信』1号から5号までくらいは、シャープの「書院」というワープロで文字を打ったものを切り貼りして、原稿を作っていた。ワープロソフトでなく、ワープロだ。時代を感じる。しかし、word2000になろうとも切り貼りのアナログ作業は続いた。今年word2010に変えたのだが、ますますアナログ化は進むと思う。何故なら、使い方がわかならいから……もう全然わかんないよ。フォトショもイラレもわかんないからwordだけが頼りだったのに……。切り貼りはこだわりとかそういうんじゃないから。

「10年間何も変わらないまま年だけ食った」と言ったものの、『愛情通信』7年目にして、『Quick Japan』での執筆を開始。現在に至るまで1号も欠けず(重要)に書かせていただいている。また、昨年より『TRASH−UP!!』、今年は『カバン・モノ』(『monoマガジン』のムック本)にも書かせていただき(宣伝!)、こんなことは10年前には想像もできなかったことで、うれしい大変化である。1号の「女性のデリケートな部分のお話」を書院でカタカタと打っていたとき、ちょうど知人の文章が『ユリイカ』に載っていることを知った。片や『ユリイカ』、片や陰部……。あの時の惨めな気分の私に「陰部のことを書き続けてても、いいんだよ」と教えてあげたい。

今後ともますます外へ外へと出ていきたいので、皆様もどうぞ私にお力をお貸しください!私を育てて伸ばして何とかして欲しいし、他力本願かもしれないけど大目に見て欲しいし、蝶よ花よとチヤホヤして欲しい!いいじゃん、10周年なんだもん……すみません!でもがんばるから!どうぞよろしくお願いします!

ナカダヨーコ

おしらせ→→〈店内イベント〉愛情通信10周年記念 模索舎の夕べ

私、ナカダヨーコが発行しているフリーペーパー『愛情通信』は今年で10周年になる。...

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