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「就活どうにかしろデモ」の報告と、これからへの個人的な願い

11月23日に行われた「就活どうにかしろデモ」には実行委員会が当初に予想した以上の人が参加してくれた。このデモと同趣旨のデモは東京のほかに札幌、大阪、松山で同時に行われたのだが、どの地区も盛況のままデモを終えることができたらしい。デモ後にはテレビ・新聞などでも報道していただいた。広く多くの方に対しての問題提起という実行委員会内で最大の目的としていたことは果たせたのではないかと思う。

 現在の就活は当事者である学生にとって理不尽だと思われる点、効率的ではないと思う点が少なからずある。就活の早期化、内定率の低さ、息を吐くように嘘をつくことが求められる面接(某中堅企業に内定をもらった僕の友人の言葉)などがそれにあたる。
そのような批判や不信感を大きな一括りとして「現在の就職活動はおかしい!」と当事者である学生が中心となって声をあげようではないか。おおざっぱに言うと「就活どうにかしろデモ」というのはそのようなデモであった。

以上のように僕たちがデモの目的としておいたのは、就活の(自分たちが感じる)矛盾点の指摘とその矛盾点を広く多くのことに対して問題提起することだった。そのため「デモの準備段階で、またはデモが終了した今でもよく聞かれる次の質問には実行委員会の中で統一された答えは現段階ではない。
「具体的に就活のシステムをどう変えたいの?」
もちろん明確なビジョンを持って行動している人もいるし、そうではない人もいる。ちなみに僕個人では「こうなったらいいなぁ」という理想はあるが、その理想達成のためのプロセスや理想のシステムを維持するためのディティールを持ち合わせているわけではない。恐らくだが、当日参加者の中には「内定がもらえない」「なんか就活がムカツク」といった感情論優先で参加した人もいると思う。

僕はそのようなことを悪いことだと思わない。むしろ肯定的に捉えている。この生きにくい社会の中で、たとえ対案がなかろうが感情優先だろうが、自分の周辺にある矛盾を社会に向けて発信することはとても重要なことだと思う。その声はもしかしたら別の誰かを救うかもしれないし、賛同してくれる仲間が見つかるかもしれない。
「就活どうにかしろデモ」における影響が、「就活」という枠組みに留まってほしくない。一人でも多くの人が、目の前の不条理に対してもっと自由に声をあげることができる社会になってほしいと思う。



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