「腐ったこの国を、買い叩く!!」

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NHKドラマ「ハゲタカ」の主人公・鷲津はこう言い放つ。銀行員時代、貸し剥がしによって町工場主を自殺に追いやってしまった彼は、「ハゲタカ」的手法によって日本を変革しようとする。「格差社会」と人は言う。しかし、一見冷酷な経済合理性を貫徹すること以外に、再生の道はないのではないか-?

「破壊」と「再生」は閉塞状況下に見る「夢」である。

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◆世界の貧困をなくすための50の質問 ――途上国債務と私たち
[2006年5月/A5/254頁/¥2,000+100] 著=ダミアン・ミレー、エリック・トゥーサン 訳=大倉純子 発行=柘植書房新社

「国が買い叩かれる」とはどのようなことなのか?
「ハゲタカ」に「破壊」と「再生」を幻視しそうになったアナタにオススメです。

書評をもう一つ。

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◆コンテンツの思想 ――マンガ・アニメ・ライトノベル
[2007年3月/B6/204頁/¥1,200+60] 
著=東浩紀 共著=伊藤剛、神山健治、桜坂洋、新海誠、新城カズマ、夏目房之介、西島大介 発行=青土社


「珈琲でよろしかったですか」「一万円からお預かりします」ーいわゆる「コンビニ語」「ファミレス語」、併せて「ファミコン語」というヤツである。
なんだかよ分からないがとにかく丁寧に接客しようという意図だけは伝わってくる言い廻しで、ゆとり教育以降の若年層に敬語を習得させるよりも(おそらく)簡単であり、其れゆえに発明され、なおかつ流通したのであろう。
 遊廓の「ありんす」という「花魁言葉」は方言隠しのために発明されたそうです。田舎の小娘が半端に粋ぶるよりは、いっそ「ありんす」という「人工語」が遊廓という「虚栄の市」にふさわしい。「自分は〜あります」という軍隊-体育会用語も「徴兵制」がもたらした(やはり方言対策らしい)。新しい組織形態は新たな言語形態をも生み出してゆく。
 
書店である。店のじいさんは不機嫌である。客が本をレジに持っていく-。
「ありがとうございます」
-とは言わない(司馬遼太郎調)。
それどころか「チッ」と舌打ちをする。指先にたっぷり唾をつけて袋につめる。
「役者の理想は笠置衆である」(by渥美清)のと同じ意味で、これは書店員の極北であろう。勘当した息子の嫁が訪ねてきて(死んだ妻の面影を追ったりするのだ!)同居しようと持ちかけられたりとかいう、そんな年輪を経なければあの渋みが生まれない…ハズだ(大船調のドラマツルギーは乗り越え難い)。私はもちろん、「本屋の不機嫌なじいさん」には遠く及ばない。が、及ばないながらも、そういった「キャラクター」を「キャラ」として演じたい、「プレイ」してみたい。そういう欲望が、私にはある。
 「(言語も含めた)振る舞い」の習得がとりあえず「キャラ」を演じる快楽から始まり、「キャラ」の一人歩きが達人の境地である、としたら、「ファミコン語」における快楽とは何であるのか?
「プレイ」的快楽を欠いているまさにそれ故に自動的に主体が立ち現れてしまうのか(大量生産/大量消費社会)?
あるいは、「放置プレイ」的なもの-「心ない言葉」「無視」の集積こそが快楽なのだ-なのでしょうか?
 
「キャラ」を「プレイ」する欲望/快楽とはなんなのか?あるいは「キャラ」に「萌える」とはどのようなことなのか?
そんな事が気になる方にオススメです。

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このページは、ひ。が2007年3月27日 15:58に書いたブログ記事です。

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