赤軍に関する2つの映画

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えっと、私は映画に非常に疎いのだが、兎に角、赤軍に関する2つの映画の話題を取り上げてみる。

まず一つ目は、足立正生 監督・脚本『幽閉者--テロリスト』。
この作品は、リッダ闘争でただ一人生き残り囚われの身となった(現在レバノンに政治亡命)岡本公三と、その獄中をモチーフにしている。
そういえば、偽造パスポートに使った名前が「難波大助」だったなぁ。難波大助は1923年にヒロヒト暗殺未遂事件(通称=虎ノ門事件)をおこした人。
足立正生の作品は実に35年ぶりとのこと。作品自体は完成していて2007年正月ユーロスペースで第二弾ロードショー。
足立正生の関連書籍は、足立正生『映画/革命』(河出書房新社)、足立正生『堀の中の千夜一夜』(愛育社)、藤田進との対談『情況06年9/10月号』(情況出版)がある。また、愛育社から『幽閉者オフィシャルブック』が12月下旬刊行予定。
映像作品ではDVD『女学生ゲリラ』(アップリンク)が発売されている。

二つ目は、若松孝二 企画・製作・監督『実録・連合赤軍』。
若松孝二は、盟友の足立正生が日本赤軍に合流(74年)した後も、足立に会うためにしばしばレバノンを訪れ、以降、公安警察の執拗な家宅捜索を受けている(若松は02年11月のガサの様子を隠し撮り、『噂の真相』に掲載した)。
この作品は制作費カンパを集めて作っている。目標額は3億円。既に撮影が開始されているそうだ。詳しくはブログを参照。
若松孝二の関連書籍は若松孝二『俺は手を汚す』(ダゲレオ出版)、若松孝二『時効なし。』(ワイズ出版)がある。
また、去年10月に紀伊国屋書店から『若松孝二 初期傑作選』DVD-BOX が発売されている。
このDVDボックス、当舎でもどうにか取り扱えないものか…とある知人に相談してみよう。

往々にして負の側面が言及される事件だけに、精算主義的な作品になってしまうのなら意味がないだろうし、かといって美的に表出するのに固執してしまうのならそれも然り。
敢えて撮るからには、闘争の総括は発展的でなければならないだろう。
と、ここまで書いたからには見にいかなくては…門外漢なのだけれども!!

この出会いを契機に、少しは勉強しなくちゃいかんと思い、本を読む。
松本俊夫『映像の発見--アヴァンギャルドとドキュメンタリー』(三一書房、のちに清流書房から復刊)を手に取る。
その語り口には時代的なバイアスが散見されるが、映像表現の可能性とは「表現と主体意識と存在条件との内的な緊張関係をその深部でとらえることからしかあきらかにされることはありえない」という一句は重要であり、このことは映像にとどまらず表現全般についても言えることであろう。
特に、論文『大衆という名の物神』は多くの人に読まれるとよいと思う。
松本俊夫の映像作品は、VHS『薔薇の葬列』VHS『修羅』(ともにダゲレオ出版)、DVD『松本俊夫実験映像集』(アップリンク)などがある。

追記:愛育社『幽閉者オフィシャルブック』は07年1月下旬刊行予定とのこと。

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このページは、け〜ちゃんが2006年12月13日 06:47に書いたブログ記事です。

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