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[2019年8月/文庫/632頁/¥1,800+144] 
《河出文庫》 
著=酒井隆史 
発行=河出書房新社

はじめに

序章 新しい権力地図が生まれるとき-〈運動〉以降
1 〈運動〉以降
2 労働の拒否と一般的知性
3 市民社会の衰退と新しい権力のテクノロジー
4 非物質的労働と大衆知性
5 multitudes(群集=多数性)のエクソダス

I フーコーと自由の現在
第一章 リベラリズムの差異と反復-統治論
1 権力のマクロ物理学
2 アンチ・ポリツァイとしての古典リベラリズム
3 リベラリズムの回帰

第二章 生に折り畳まれる死-権力論
1 処罰とはなにか?
2 危険性の転位?
3 生命の空間への死の折り畳み
4 セキュリティの上昇
5 行為、快楽、欲望

第三章 敵対の転位-法・ノルム論
1 敵対の転位-社会体の解体と近代
i パノプティコンは近代社会の特権的形象たりうるのか?
ii 社会体の解体と〈社会〉の誕生

2 アンチ・ポリツァイの思考-行為、快楽、欲望

II セキュリティと自由
第四章 〈セキュリティ〉の上昇-現代都市隔離論
1 セキュリティと分解する「市民社会」
2 コミュニティの「自発的ゲットー化」
3 「アンダークラス」とその〈隔離〉
4 ポスト・ノワールの時代?

第五章 恐怖と秘密の政治学
1 A Scanner Darkly
2 〈コントロール管理支配の収益率の低下〉
3 秘密と欺瞞-アンダーカヴアー・コップ秘密捜査員
4 「捏造の世界化と世界の捏造化」-内-植民地化と統合されたスペクタクル
5 パノプティシズム再考-人工衛星と恐怖のエコロジー

最終章 現在性の系譜学へむけて-「犬」と例外状態
1 幽霊犬
2 ゼロトレランス政策
3 〈法と秩序〉-危機と批判
4 イヌの例外状態
5 「あなた方は現在を軽蔑する権利はない」-批判と自由
6 自由の新しい地平へ

補章

『自由論』韓国語版の序文
補論1 鋳造と転調
補論2 「しがみつく者たち」に
権力と内戦-『自由論』への一八年後の自注

単行本あとがき
文庫版あとがき
参考文献
解説 人工知能資本主義時代の統治技術-酒井隆史『自由論』に寄せて | 李珍景 訳=影本剛