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家も土地も財産も、奥さんも子どもも、
ぜんぶ捨てた一遍はなぜ踊り狂ったのか
いま最高度に注目される思想家による絶後の評伝

[2017年1月/四六判/256頁/¥1,600+128] 
著=栗原 康 
発行=河出書房新社

第1章 捨てろ、捨てろ、捨てろ
殺っちまいな!がまんならねえ、打倒平家の狼煙をあげろ
ご恩も奉公も知ったことか、おれはなんにもしたがわないぞ
武家社会に因縁をつけろ じいちゃんのかたきはオレがとる
よみた、しりたい、遊びたい
浄土の教えは侠気(おとこぎ)だ
浄土にいくということは、権力とたたかうということとおなじことだ
法然の墓をあばき、亡骸を鴨川にほうりなげてやれ
殺、殺、殺、殺-なにをやってもうまくはいかない
捨てろ、捨てろ、捨てろ

第2章 いけ、いけ、往け、往け
上でもなく下でもなく、右でも左でもなく、ただただひたすら前へつきすすめ
アミダの力はすでにある、いつでもつかえ、もっともっと
人間社会をトンズラしよう
臨終のよろこび-ああ、ああ、アッハッハ!!!
おまえ出家したくらいで、わたしから逃げられるとおもうなよ
仏なんか信じなくてもいい、キレイもキタナイも関係ないね
念仏の拡充-いけ、いけ、往け、往け
友だちがほしい

第3章 壊してさわいで、燃やしてあばれろ
他人がどうおもうかじゃない、おまえがどうおもうかだ、どううごくかだ
一遍上人はテルマエ・ロマエだ
はじめて友だちができました
激闘、福岡の市!!-プレゼントにつぐプレゼント、そして、さらなるプレゼントだ
念仏に作法なんてない、はしゃいじまいな
踊り念仏の精神-壊してさわいで、燃やしてあばれろ
うれしい、たのしい、きもちいい
成仏するということは、逆むきの時間を生きるということだ
おどりは圧倒的にまちがっている、とにかくハネろ!!
子ども、子ども、子ども!!馬、馬、馬!!猿、猿、猿!!畜生だ、畜生になれ、畜生になっちまえ
はねて、はねて、はねてもどったその先に、かならず漆黒の闇がひろがっている、手さぐりでゆけ

第4章 国土じゃねえよ、浄土だよ
ボヤボヤしてたらおいていくぞ
念仏はオレの命だ、それを禁止するというのであれば、どこにもいき場所なんてない、いまここで死んでやる!!
国土防衛とは、あらゆる土地を財産とみなすということだ
群れるな、バラけろ、ドンズラだ
国土じゃねえよ、浄土だよ
ほんとうに死んじゃダメなんだ
徹頭徹尾、悪党だ
皮にこそ男女の色もあれ、骨にはかわるひとかたもなし
一遍はえらい、モテモテだ
カネなし、さきなし、こわいものなし、-貧乏上等、念仏よし
一丸となって、バラバラに生きろ

第5章 チュクショウ
自然にも意志がある、すべては無償のほどこしだ
コメだせ、コメだせ、コメをだせ 乞食にコメを食わせやがれ
いまこの場から極楽にいるとおもって生きてみやがれ
究極の慈悲-獣に喰われたその屍を笑え
一遍上人、観音さまに泣かされる
こまかいちがいは気にするな 死力を尽くしてバカになれ
よっ、三島大明神!ムダな殺しはいたしません
セミの論理-チュクショウ、チュクショウ、チュクショウ
人間の脳天をかち割って、その本性をひきずるだせ!衆生はそのままで仏である
いくぜ極楽、虫けら上等、泣いて、泣いて、泣いて、虫けらになりてえ