模索舎store
当ページに掲載されていない商品も多数ございます。 右の「サイト内検索」でお探しになるか、電話、 メールにてお問い合わせください。

●接吻奇談 ーseppun kidanー

—梗概—
湖を望む片田舎な町、神奈川県相模裏市漁火町。
新人営業マン小杉圭介は、今日も学習教材の営業に精を出している。
ごくありふれた平凡な日常。愛妻との安息。変化の無い毎日が普通だったそんなある日、同僚の頼みで圭介は狐町の営業に向かうことになるのだが、このあたりから徐々に奇妙な光景が彼の脳裏に現れては消えていく。彼が最後に目にした現実とは一体……。

自らの内面をこれでもかと吐き出した過去2作の奈落時代から一転、ペンネームをRoger Matsuokaに変えて刊行された通算3作目。氏のお家芸である独りよがりの文体破壊は影を潜め、より普遍的な小説に終始した1話完結の短編作品。
読み進めるうちにクセのあるフレーズが脳内を巡り、否応無く奇妙な世界へ誘ってくれるキッチュな側面を保ちつつも、結局は読者による玉虫色の解釈がキーであるというRoger氏の作風は「やはり独特であり、変態である」と言わざるを得ない。

尚、本作の表紙はイラストレーター望月宗生氏による渾身の作。
巻末には株式会社リベラス取締役/放送作家である大森智仁氏による特別寄稿を掲載。

[2012年5月/B6/92頁/¥650] 著=Roger Matsuoka 発行=株式会社しまや出版